電通が今年4月に20か国を対象に行った「ジャパンブランド調査」が発表されていました。
「親日度調査でタイが第3位、電通「ジャパンブランド調査 2015」」
http://www.thaich.net/news/20150623b.htm?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
「ジャパンブランド調査2015」を実施
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2015/0622-004078.html
まずは順位から。ベトナムと台湾の順位がトップ。ベトナムは今や多くの日系企業が進出する国ですよね。個人的に台湾はすごく好きです。フィリピンは去年の7位から4位にジャンプアップ。フィリピンと日本の関係は意外と多いので(ブログ「フィリピンから日本へ ②在留外国人 フィリピン第3位20万人超え」http://yoshi-jpn.com/3160/ )、もっとあがればいいですね。
対して、シンガポールやマレーシアが順位を大きく下げていますね。マレーシアは「日本人が移住したい国NO1」として数年前に注目されていただけに、何が起きたんでしょうか。あと中国、韓国に加え、アメリカなどの先進国は一切はいってないですね。。。日本の存在は当たり前すぎるという方に、ポジティブに考えることにしましょうか。。。
そして日本に来る人たちのやりたいことは「日本食を食べる」こと。その中でも特に「ラーメン」が注目されており、日本食の代名詞「寿司」にとってかわる勢いがあるとのこと。日本国内でもラーメン人気はすさまじいですからね。その他に、温泉の人気が高いようですが、東アジア地域では、のよう。韓国、中国(台湾)の人達でしょうかね。私の知る限りでは、フィリピンは温泉の文化がなく、他人に裸をさらすことにかなりの抵抗があるようです。
またこれまで上位であったサブカルチャーや日本のファッションの注目が相対的に下がっているとのこと。個人的には、これは日本が「あこがれの国」ではなく、金銭的に十分「楽しめる国」に変っていることの表れに思えます。今後どんどん日本は消費される国に変りますね。
その他には「日本のロボット工学」が注目されたり、「医薬品」「化粧品」などに注目が集まっているとのこと。日本の薬局は、アジアの人が必ず行くスポットだと思われます。やはり健康に関わる製品の質が、日本製品は圧倒的に高いため、安く粗悪な中国製品が席巻するアジアでは、今後間違いなく注目されていくかと思います。
今回の結果は、日本がアジアの国の人々にとってどういう存在に変っていっているのかを感じられるという意味で、非常に興味深いものでした。キーワードは「安くて高品質」なんだと思います。これはポジティブな面も、ネガティブな面もあるので、どうなっていくか注目です。
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