変な平等観 ①フィリピン編

変な平等観 ①フィリピン編

フィリピン人は、おかしな平等観を持っている。

 

例えば、誰かが頑張っているから褒めたり、何かご褒美をあげたりすると、「なんであの子だけ」となる。いや、頑張ったからでしょ、という日本人の理屈は通じない。

 

だからそういうのは基本しない方がいい。キリがないし、フィリピン人はご褒美があるのが当然という意識になるので、長い目で見るとあまりよくない。基本的に論理的な計算ができないので、彼らの「予定」を裏切ることになる。そしてその事が「すでにあること」として動く彼らは、日本人の私たちから見ると、突然ヒステリックな反応をしているように見えたりする。こういう事が事件まで発展する。

 

また給料前に、給料があるものとしてたくさんの買い物をする。彼らの中では、給料は「もらえる事」が前提。そして全部ローンだ。給料日にほぼローン払いでお金がなかったりする。笑えない。。。

 

また私自身もバカな言い分に巻き込まれたことがある。

 

以前ローカルエリアで、ボーディングハウスに住んでいた。他の部屋にはフィリピン人だらけ。私の部屋は、ほとんど使ってなかったが、エアコンがついていた。私は2番目に古株で、もう随分長くそこに住んでいた。

 

ところが私の後から入ってきた人たちが私の部屋のエアコンに対して文句を言ってきた。「なんで同じ値段で、あいつの部屋だけエアコンあるんだ」と。根本的に頭が悪すぎて、文句すら言う気にならなかった。そのすぐ後に部屋を出た。オーナーに「ヨシみたいに文句言わない奴、これまでいなかったよ。ごめんね」と言われた。

 

フィリピン人の平等観は正直気持ちが悪い。「彼らが支え合っているのは素晴らしい」という人は、誰が支えていて、誰が支えられているかを見るべきだ。以前オンライン英会話でたくさんの講師と喋ったが、有名な大学を出ている講師たちは、私の意見に納得してくれた。「頑張っても頑張っても、頑張らない人たちに吸い取られる」と。それでも彼らは、まだまだ"フィリピンの価値"の中で生きている。それが悪いわけではない。私も"日本の価値"の中で生きている。

 

なんでも表面的に見えるもので語りがちだ。でも何でもそうだが、なるべく深層を見たいと思っている。当然すべてを一般化などできないが、より物事を深く見聞きしていきたい。

 

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