フィリピンで犯罪として記録されるレイプ数が増えていて、被害者は子供や女性であることがニュースになっていました。
「One woman or child is raped every 53 minutes’」
http://www.philstar.com/headlines/2016/03/06/1560073/one-woman-or-child-raped-every-53-minutes
2010年には5132人だった被害者数が、2014年には9875人に。ただ記事によると、数が増えた要因は、以前は犯罪としてカウントされなかったためとのこと。また被害者はどんどん若くなる傾向があるそうです。
また軍隊の中でも、2010年6月から2015年11月までで10件のレイプがあり、被害者は子供や女性。しかも加害者が独身であれば、罪に問われなかったそう。なんと鬼畜な。。。
そして、これはフィリピンの権力を持つ人々が権力を持たない人々を支配するという文化が原因ではないかと記事中で述べられています。またいわゆるDVのようなケースも、心理レポートを裁判所に出せないと問うことができないそうで、記事中では「結婚の鎖(chains of marriage)から逃れることができない」と表現されています。
この「権力を持つ人々が権力を持たない人々を支配する」というのは、チャンスを努力で掴もうとする人間に皆がぶら下がってくる「蜘蛛の糸文化(命名は私)」と並び、フィリピンを象徴する文化だと思います。自由に何でも意見を言うように見えるフィリピン人ですが、裏では違った態度をとれど、「ボス」に正面から文句を言うフィリピン人にはほぼ出会いません。
そしてレイプを含む性犯罪の話は、そこここに転がっています。以前もブログで、セブ島でレイプされた大学生の話を書きました(ブログ「フィリピン・セブ島のフィリピン人女子大生がレイプされ、殺害される なぜハッシュタグ?@フィリピン」http://yoshi-jpn.com/3471/)。
日本でもそうですが、性犯罪者にどう対処するかは非常に大事だと思います。再犯の可能性が、他の犯罪の比ではないからです。日本同様、変態もいて(ブログ「おバカなお話 フィリピンと日本 ②下着泥棒」http://yoshi-jpn.com/2717/)、さらに「baby maker」を自称するフィリピン人たちを止めるのは、至難の業だとも思いますので、女性は十分気を付けてください。
ランキングのご協力に、ぜひクリックをお願いいたします_(._.)_