フィリピンに住んで3年ほど。その変化が急速でいろいろ感じる。
その中でも一番感じるのが、日本との経済差が縮んでいるという感覚。まだまだ日本人にとっては安いが、フィリピンの物価が倍になったような感覚がしている。
もちろん私が日本の地方との行き来していることも影響しているとは思う。きっと東京との行き来では、そこまでのことは感じないのかもしれない。ただ自分自身の感覚だと、だいたいフィリピンの物価の伸びがこの3年で2倍になったぐらいの肌感覚だ。
その理由は2つ。
1つはフィリピン自体の物価の伸び。食べ物でいうと、だいたい1年に10%ぐらいの伸びがある。だから来た当初40ペソ前半だったマクドナルドのセットが、52ペソになっている。これはフィリピンの人たちでさえ感じている。
2つ目は、これが一番大きいが円安。私が来た3年前は、史上最高の円高。当時、10000円が5700ペソ近くになった。それが現在は3700ペソ前後。もちろん円高の恩恵を受けていたといえば、それまでだが、日本円の価値が3分の2になった格好だ。
この2つが重なり、まさに円の価値が半分ぐらいに感じるのだ。
以前のブログ「フィリピン訪問人数 日本が第3位 in 2013-2014」http://yoshi-jpn.com/2731/ でも紹介したが、フィリピンに来ている日本人は増えているが、その消費は、訪れている割合に対しては半分にとどまっている。経済的な状況が影響しているのもあるはず。
ただ反対に、外国の人がかなり日本に訪れていて、2014年は過去最高だ。
「直近10年の訪日外国人数をグラフでまとめ、2014年は過去最高の1341万4000人に」
http://www.travelvoice.jp/20150120-35445
円安やルール改正で、海外の人にとって日本が来やすい国になっているのは間違いない。多くの人が来てくれるのはうれしい。でもそれは日本が「買いやすい国」になっているともいえるのかもしれない。そこには外国の人々や会社に買い取られていく可能性も横たわっていると感じている。
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