学生時代から自分で起業した人、親が元々商売をしていた人というのは、起業以前のお金に絡む面倒さを若い頃から知っているのかもしれない、とつくづく思います。
私のように、サラリーマンの子として生まれ、自分もサラリーマンとして働き始め、事業を始めたいなどと考えたこともなかった場合、事業アイディアなどはある程度考えることが可能だとしても、お金に対して脇が甘い人はたくさんいるのではなかろうかと思うのです。簡単にいえば、税金や保険などの話です。仮に私がそこの部分の認識がもう少しシビアであったならば、もう少しお金を効率的に使えただろうし、事業自体も1年程は早く始められたのかもしれないとも思うのです。
この部分が、私が会社を辞め、オーストラリア生活が終わる頃までに、少しずつ治していった私の病気の1つだったかと思います(笑) そのおかげで少しずつはマシになってきているのかなと思うのです。
これは事業を始めようとしている人達の盲点になっているような気がします。特に、仕事の中で自分の得意な領域を持ち、自分自身では「個人でやっていく力は十分ついた」と思う人にとって。ただ私のように仕事を辞めてから初めて気づく人も少なからずいるはずです。物凄く会社がサポートをしていてくれたことを。そのことに気づかず、十分に自分でやっていく準備もないまま独立しようとする場合、その事業の足元はぐらぐらではないかと思うのです。なぜなら、事業以前の「社会の話」を理解できていないからです。
写真は実家の近所の神社です。お金の話は、神頼みというわけにはいきませんもんね。
なので、知ったかぶりはせず、時間をかけてきちんと知識を固めていこうと思います。専門家にただ任せればいい領域とは思えないからです。立ち上がりはどれだけ時間がかかっても良いので、良い企業文化を育むための、肥沃な”土”をつくれるよう地道な勉強を続けたく思います。
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