楽しく生きるためにはまず「人と比較する」のをやめ、自分自身の価値観で生きるということ。このことに尽きるのではないかと思います。この「人」というのは、時には「過去の自分」というのも含むと思いますが。以下のブログを読んでそういう感想を持ちました。
「天国の国」
http://blog.livedoor.jp/hirosi0607/archives/3970881.html
私は現地採用で働いていた当時、本当に安い家賃でセブ島で暮らしていました。働いていたスクールの講師に、「サー、そんな価格の所に住んでいるの？私にも紹介して」と言われるぐらい(笑) 他の日本人マネージャーの人に生活費を話すとビックリされたもの。自分でも驚く。講師の方がたぶんリッチだった(笑)
当時は働きながら、フィリピン人たちと一緒に勉強もしていた。それも現地価格。当時は先進国に留学するつもりでいた。なので、現地採用でその留学費用も貯めていた。セブの現地採用の給料はほんとに安かったが、結果的にその費用を貯めきった。友人に話すと、「え、給料この額だよね、留学の費用って、、、え？」という反応をされた(笑) 今そのお金は事業立ち上げ費用の一部に変わっている。
その時にたまたま、友人ではないが、現地採用で働く日本人の女性と話す機会があった。
家賃を聞かれたので、この値段ですね、と話したら、彼女も変わらないぐらいの値段の所に住んでいた。ただ彼女はそのことを自分の周りの人には絶対言えないと話していた。私の場合、当時だけでなく、フィリピンに来て以降、基本的に日本人の方とつるんでいないので、そういうふうに感じたこともないが、彼女が話をしてくれた内容はこういうこと。
やはり日本人の方といると、最低こういう値段の所に住んでないとだめだよね、みたいな話に自然になるそう。そして私たちの払っていた2倍以上の家賃を払っている人が、他の人たちに馬鹿にされているのを見て、絶対に言えないと思ったそう。なんか悲しい話だと思ったわけです。
多くの人は、ほんとに他人の事を気にするし、また他人の価値観を否定する。幸せの基準なんて、人それぞれ。でも多くの人は、それを口で言っているだけで、ほんとの所はそのことを理解できていないと感じるわけです。そしてこれは間違いないと思いますが、他人のことを気にできる人はヒマなのです。
人の幸せを邪魔する権利なんて誰にもない。そして自分自身も、自分の幸せの基準で生きればいい。そしてそれぞれが人生を楽しんでいればいい。それでいいのではないかと思うわけです。
昔から仲の良い友人や後輩に、僕の生き方についてよく言われたのは、「凄いなーとは思うけど、絶対にそんな生き方嫌だ」ということ。完全に全否定(笑) でもそれが普通だと思うわけです。私は私の人生を歩んでいる。それだけの話です。ただ本気で関わる人達には、めちゃくちゃ厳しくなります。「他人」と、「一緒に生きる人」は全く違うわけですから。
「他人」の事はほっておいて、自分の人生を生きましょう。そして一度しかない人生を、それぞれの価値観で楽しめばいいと思うのです。
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