フィリピンのファーストフード「ジョリビー」が、2016年にイギリス・イタリアに第1号店を出すことがニュースになっています。
「Jollibee aims to expand in UK, Italy next year」
記事にもありますが、ジョリビーはJollibeeだけでなく、 Chowking, Greenwich, Red Ribbon, Mang Inasal 、Burger Kingなども運営しており、その数は国内に2393店。フィリピンでは知らない人はいないお店群。すべてジョリビーだと知ったとき、「ほとんどジョリビーじゃん。。。」と思ったものです。
以前もジョリビーは広報していましたが、あくまでもフィリピン人がいる場所に進出していくとの戦略(ブログ「フィリピン人が世界中にいることを示すジョリビーの戦略」http://yoshi-jpn.com/3094/)。イギリスには20万人、イタリアには17万人のフィリピン人がいるそうです。イタリアとかにもいるんですねー、全く知りませんでした。
記事の中では日本に進出してくることも書かれていますが、日本では実際にたくさんのフィリピンの方を見ますし、公的な数字でも、約20万人のフィリピンの方がいるので、上記2か国と同様の人口がいるのは明らかで(ブログ「フィリピンから日本へ ②在留外国人 フィリピン第3位20万人超え」http://yoshi-jpn.com/3160/)、マーケットは確かにありそうです。ただジョリビーが日本でも広く受け入れられるかはローカル化も一つのポイントではないだろうかと。
しかしこのローカル化は、今までの欧米などの先進国の企業が途上国でのローカル化した過去とは、矢印が逆向き。とても興味深いですね。
実際にジョリビーは、アメリカ拠点のファーストチェーンの債権40%獲得を獲得したこともニュースになっており、グローバル市場にうって出ています。
「Jollibee completes 40% acquisition in US-based Smashburger chain」
http://www.rappler.com/business/business-deals/109085-jollibee-smashburger-stake
これからの世の中は、それぞれの業界に、数社の巨大なグローバル企業と、大量の小さなローカル企業という流れになるはずで、ジョリビーは巨大企業になる挑戦をしているのだと思います。フィリピン発。応援したいですね。
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