フィリピンの現役、引退の5人の警察トップが「ドラッグ関係者」としてドゥテルテ大統領に名前を挙げられる一方、23人の市長もドラッグと関わっているとされるニュースがありました。
「5 ‘narco generals’ named」
http://www.philstar.com/headlines/2016/07/06/1600040/5-narco-generals-named
「Bato: 23 drug mayors will also be named」
http://www.philstar.com/headlines/2016/07/10/1601330/bato-23-drug-mayors-will-also-be-named
まず5人の警察トップに対して、現役の者については交替が命令されたとのこと。そして今後は彼らと直接話をし、警察による調査をする予定で、警察トップに対して見せかけの調査したという“茶番劇”はないように釘をさしています。彼はダバオ市長であった時から、これらの情報を掴んでいたようです。
ドラッグに関わっている警察や公務員にメスが入り、今後23人の市長の名前が大統領によって明らかにされるとしています。そして警察のトップであろうが、これまでの通常のドラッグ使用者と同様に扱われると宣言されています。つまり「殺害」ですね。
フィリピン人は基本おしゃべり。そのため、隠し事はほぼ無理です。なので、情報は誰かにシェアした時点で、ダダ漏れになるものと考える方が賢明。
そのため、こうした日本では簡単に表に出てこなさそうな闇の情報も、多くの人が知っていることになります。私のような、特に情報網があるわけでもない一個人の外国人でも、不確定さは免れませんが、情報を掴むことができることからも容易に推測できますよね。
であれば、ドゥテルテ大統領のように情報網がある人にかかれば、情報の収集は容易であるはず。そしてまさに権力の内部という「聖域」にまで切り込み始めたということです。これはドラッグに関わっていたら、ほんとに寝られない事態でしょうね。
選挙が終わったばかりのフィリピンで、23人の市長が捕まるような事態になるのでしょうか。「パフォーマンス」などでは全くなく、まさに「一掃」の様相です。
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