巨大台風の被害とフィリピンでの報道

巨大台風の被害とフィリピンでの報道

昨日、台風被害のニュースを見ていた。

 

台風が直撃したセブ島の北部に位置するバンタヤン島は、セブ島付近の島の中で、リゾートとして人気の1つ。そのパンタヤンを映した映像では、建物の1階が完全に浸水し、車のバンが流れていた。あまりに強い雨風により、幹が30㌢はあろう大きな木や電柱が折れ、倒れていった。

 

一部家の中で映った子供たちは泣き叫び、彼らの手は震えが止まらない様子だった。これが見ていて一番辛い映像だった。

 

またどこかの建物には、台風被害でなくなった人達の遺体が並べられた映像も流れていた。20体ほど。日本では、被害者のことを配慮して見かけない映像だ。ブランケットでくるまれた遺体。その泥にまみれている足元を映す。中には、背丈が明らかに小さな子供の遺体もあった。

 

先日のブログ「新たなSMとトタン屋根」でも書いたが、フィリピンでは、粗末なトタン屋根の家も多い。そうした家は、今回のような規模の災害が起こると、ひとたまりもない。実際にトタン屋根がめくれあがり、一瞬で吹き飛ばされている映像もあった。

 

被害が最も大きいとされる、タクロバンとサマール島では死者が1200人を超えるとの報道。レイテには日本の方もいらっしゃるとのこと。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131110-00000078-san-soci

 

レイテ島にあるガイサノというモール(セブのアヤラもガイサノ)の映像も確か昨夜流れており、台風の餌食になり、多くの窓ガラスは割れて、たった数時間にして、泥をかぶり、廃墟のようになっていた。マチは、すごい勢いで流れる濁流にのまれていた。少なくとも、連絡する手段がないのだと思う。

 

日本での惨事を見てもわかる通り、最も災害の支援が必要な地域は、被害状況を知らせる手段を奪われる。電気が復旧し、多くの支援が入っていく中で、正確な被害状況が入ってくるのだと思う。

 

立て続けに起こった巨大地震と巨大台風。私が住んでいるセブ市内は、特に大きな被害はなかった。まるで自然が選択権をもっているよう。どうにもならない自然の残酷さを思わずにいられない。

 

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