少し前の記事ですが、フィリピンでアヤラと、教育出版世界一の英ピアソンがフィリピンで私学の学校を展開し、1年で２４校まで成長しているとのニュースを見つけました。
「フィリピンで格安私学教育 アヤラと英ピアソン １日190円、１年で24校」
http://www.nikkei.com/article/DGXLNSE2INK02_Y5A610C1000000/
１日７０ペソで、月額２０００ペソ程。通常の私学に比べ、４分の１以下とのことで、人気を集めているそうです。想定する「中心顧客」は家計所得が月１万～２万５千ペソの低所得層とのこと。フィリピンでは、公教育は無料ですが、講師の質の悪さなどもあり（ブログ「フィリピンの公立学校の教師」http://yoshi-jpn.com/2146/ ）、教育熱心な家庭は、子供が小さなうちから私学に通わせます。
それでもある一定以上の所得がなければ、通えないのも事実。ここの学校運営では、マニュアル化や施設面で、徹底的なコスト削減を行っているそう。すでにガーナやケニア、インドなどでの格安学校運営も展開してるそうです。また写真にもありますが、ファイナンシャルタイムズを日経が買い取るなど、ピアソンがこの事業に注力していることが伺えます。
標準化をして、多くの人に良質の教育を提供する。しかもそれがボランティアではなく、「公益性」と「事業性」の両立を図ろうとしているところが非常に有益で、面白い取り組みだと思います。
ランキングのご協力に、ぜひクリックをお願いいたします_(._.)_
