かつて言われた”アメリカンドリーム”。アメリカでは、どんな個人も一発逆転でのし上がることができる。そうした社会を評し使われた言葉。
フィリピンに住んでいると、確かに”アメリカ”も含まれるが、「海外に出ること」がそれに似たようなものだと感じている。そう、ここでは「アメリカンドリーム」=「海外に出ること」。
だから多くのフィリピン人は、チャンスがあれば海外にどんどん出ていく。借金をしてでも。美談で語られがちな家族・親族への送金も、実は借金の返済だったりもする。
そして多くの場合、1年などの短期雇用契約。アラブ、アフリカ、他のアジア、ヨーロッパ、北米。どこであれ、彼らは出ていく。その後の保証などなくても出ていくのだ。
そのチャンスを生かすも殺すも自分次第。
そして海外でフィリピン人労働者は評判が良い。「働き者だ」と。フィリピン人も笑いながら話す。
しかしいい加減なエージェントもたくさんいて、エージェントがその渡航費用をもってトンずらなんてこともしばしば。契約を結んだはずの雇う側が、突然キャンセルしたなんて話もたくさんある。
フィリピン人はいい加減な人が多い、、、と言える気もする。けどその一方、保証がなくても飛び込む彼らのたくましさから感じることもたくさんある。
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