日本もそうだと思うのですが、フィリピンも完全にクリスマスムード。モールには大きなツリーが飾られ、夜一部ではクリスマス用の街灯も灯っています。
そんな中、最近知ったのですが、フィリピンはクリスマスに親から(サンタクロースから)プレゼントをもらう習慣が、基本的にはないそうです。もちろん裕福な家庭などはあるのかもしれませんが、一般的にはないとのこと。
意外でした。てっきりフィリピンはそういう習慣があると思っていました。なんせクリスマスが4か月もありますからね(笑) 子供たちはそれを待っているのだと。
フィリピンの人にとってクリスマスは、宗教的に大切な日であるとともに、たくさんのご馳走とともに、家族と一緒に過ごす日。なんか素敵ですね。オーストラリアも家族と過ごすのが一般的でした。
そして親からのプレゼントの代わりは、学校や職場で行われる、プレゼント交換だそうです。「マニート・マニータ」もその1種のよう。こういったお金をかけずに、いかに皆で楽しむかということに関しては、フィリピン人は超一流だなと思います。ただ予算は使い切るものだという発想も根本にあり(笑)、会社などで行う場合は、しっかり予算の調整をした方が良いですけどね。
またついでにお年玉の文化もないそうです。もちろん中華系の家庭もフィリピンにはたくさんあるので、そういう家庭は違うのでしょうが、お年玉は中国、韓国、台湾、日本などで行われているものであり、フィリピンはそういった文化がないそうです。やはり国によって、随分と違うんですね。
またフィリピンでは、日本のボーナスのようなものがありません。その代わりに、12月はクリスマスまでに1か月分の給料を上乗せして支給する「13か月手当」といわれる賞与制度が労働法で定められています。このお金で、クリスマスや新年を一緒に過ごす家族のため、食べ物など大量にお土産を買って、職場のある地域から地元に戻ります。
そう、フィリピンにおいては働いている人がまさに「サンタクロース」なのだなと話を聞いて思ったものです。
このクリスマスのプレゼントやお年玉がなくて意外だなと思う一方、そういう習慣がフィリピンにはなくて良かったなとも思います。なぜなら見栄っ張りのフィリピン人。もしこんな習慣があれば、かなりの人が1月に金欠で苦しむ気がするので。。。
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