フィリピンのドゥテルテ大統領のドラッグ関連での殺害は日本でもとりあげられていますが、そんな中、フィリピンのドラッグの背景には、メキシコと中国のグループが関わっているということがニュースになっていました。
「Duterte says Mexico, China drug rings operating in Philippines」
記事によると、フィリピン政府は、ドラッグに関わる中国人首謀者たちを捕まえることができないそう。その理由は、彼らはGPSなどを駆使し、フィリピンにいる彼らの部下を通じて、輸送しているためのようです。
不謹慎ですが、映画になりそうな話ですね。
またドゥテルテ大統領のやり方は国際的な批判にさらされていますが、それに対してドゥテルテ氏は、「すべての結果を喜んで受け入れる」と、大統領の責任について主張しています。そしてドゥテルテ大統領は、ドラッグ関連での殺害について、自分は一切沈黙を守り、そのことでシンジケートの影響をおさえようとしてきたと述べています。
確かに自分の手柄のように煽ると、反発は大きく膨らむわけですからね。ただでさえ超過激な方法をとっているのですから。
ドゥテルテ大統領の対応を見ていると、ほんとに人間というものをよくわかっているなということを強く感じます。政治の基本は「人間をよくわかっているか」ということに尽きますからね。
メキシコと中国。中国のフィリピンとのかかわりの深さは容易にわかるのですが、メキシコなど地理的にすごくフィリピンから離れている印象があるだけに、どうその社会に入り込んでいるのか興味があります。
ランキングのご協力に、ぜひクリックをお願いいたします_(._.)_