今年の上半期のドラッグ使用者の殺害の約半数が、大統領戦後の1か月に実施されたことがニュースになっていました。
「Drug arrests, killings up」
http://www.philstar.com/headlines/2016/06/19/1594434/drug-arrests-killings
記事によると、ドラッグ関係で殺害された個人は68人。そのうちの約半数31人が、大統領選のあとに実施されたとのこと。1日に1人のペースで殺害されていることになります。
そして17000人の個人が、その期間で逮捕されているとのこと。ドゥテルテ氏になり「違法ドラッグの検挙」が優先順位1位になっているとのこと。
実際、連日のようにドラッグ使用者が殺されています。
「7 more drug suspects killed」
http://www.philstar.com/headlines/2016/06/22/1595451/7-more-drug-suspects-killed
「銃撃戦」と書いてますね。。。殺害された人数の合計も、数日で31人が58人になっています。
フィリピンはこれまで、警察が悪事を働く人とズブズブになっていたのが真実。これをドゥテルテ氏がドラッグの取り締まりを宣言し、しかも高額の報奨金まで支払われる(ブログ「フィリピン・セブ、麻薬密売人殺害で、警察官に計35万円の報奨金」http://yoshi-jpn.com/3972/)となると、これまでの”味方”が敵になるだけ。つまり見つけるのは簡単だということ。
それがここ1か月の流れであり、トップが変わるだけでこれだけ変わるのだということを実感する「法治」より「人治」がまだまだまかり通る途上国、フィリピン。
ほんとに簡単に、多くの人が「killed」されている事態は、日本人感覚の私には異様。
ただ先日、セブ市内を歩いていると、「タイマ、タイマ」と声をかけられたのは事実。かつてはこういうことはなかったので、間違いなく「タイマ」を買っている人がいると思われます。フィリピンでは、「ドラッグは違法」ですよ。
なので、新政権の過激なドラッグ摘発はものすごく効果的だと思われ、次はフィリピン人だけではなく、いつ日本人を含む外国人も検挙されるかですね。で、フィリピンは外国人に対して、物凄く刑が重く、かつ不透明ですよ、ということも書き加えておきます。
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