日本でも天皇皇后両陛下のフィリピン訪問はニュースになっており、その報道の中で、天皇陛下とアキノ大統領のあいさつが紹介されていました。
「両陛下フィリピン訪問 晩さん会 天皇陛下おことば(全文)」
http://mainichi.jp/articles/20160128/ddm/012/040/104000c
「両陛下フィリピン訪問 晩さん会 アキノ大統領あいさつ(全文)」
http://mainichi.jp/articles/20160128/ddm/012/040/119000c
短いあいさつですが、日本とフィリピンという国の関係がよく見えますね。日本がフィリピンへの支援の最大国であるとされているとありますが、あまり知られていませんよね。日本は、いろんな国の支援をしていますが、そのアピールが下手だと、私が学生だったころからずーっと言われています。
また個人的には「天皇」という存在が、「日本」「日本人」にとってどのような役割をはたしているのかという関心が再度湧きました。「天皇という制度」がなくなると、「日本」(または日本の思想)はどう変容するのかなどなど。
そして日本の報道だけを見ていると、歓迎ムードだけだと思いがちですが、第二次世界大戦中の元慰安婦によるデモもあったようです。
「Japanese Emperor in the Philippines amid protest from wartime sex slaves」
フィリピンの元慰安婦は、「補償されるべきは韓国だけじゃないはず」とのこと。先の韓国への日本政府の対応を受ける形での動きですね。
ただ個人的には陛下の訪問は良かったと思いますし、そうした方にも配慮のある天皇陛下の言葉を聞きながら、ほぼ無意識に日本人としての私の「思想の根にある「天皇」、アキノ大統領の言葉にも感じる「天皇の帝王学」が浮かんでは消えを繰り返している感じです。
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