ミャンマー・ヤンゴン郊外の日系企業の工場で、現地人従業員60人が一斉に退職したというニュースを見ました。
「ヤンゴン郊外の日系縫製工場、従業員全員が一斉に退職」
http://myanmarnews.jp/?p=25516&utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
原因はリーダーの横暴な態度が原因とのこと。
書き方が微妙で、文章を見る限り、この「リーダー」は2つの可能性がありそうです。1つは日本人、もう1つは現地人。ただなんとなく、これは現地人のような感じがするので、そちらを前提に少し感想を。
現地人のマネージャーは難しいポジションだと、フィリピンにいても感じます。その理由は、日本からの指示と現地文化のズレを折衝しなければならないポジションだからです。とくに日本の親会社が現地の文化に無知で、日本流を押し付ける場合、どんな有能なマネージャーでも、部下から反感を受けます。その上、マネージャーも、全員が人間としても尊敬に値する人間であるとは限りません。その場合、多くの部下が離反します。今回の結末はこうした結果からだと推測できます。
日系企業が海外に進出する場合、大事な2点があると考えています。それは、
1、「現地の文化を理解しない日系のやり方」を押し付けない(「日本で働く外国人介護士 ②課題 マネジメントと働き手の視点」http://yoshi-jpn.com/2796/ )
2、能力だけでなく、部下をまとめられる現地人マネージャーを雇う
かなと感じます。言葉にすると簡単ですが、実際に2つを実現させていくことは簡単ではないと思います。
従業員が突然全員一斉退職するとか地獄絵図ですね。。。でも多くの場合、必ず原因があるものとも思います。今回「リーダーは悪くない」という経営側のスタンスが述べられていますが、仮にリーダー側の意見だけを鵜呑みにしていたとすると、なかなかうまくいかないはずですしね。
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