ある時、ベロベロになったアメリカ人の友人がふとこう言った。
「この国は結局、金なんだ。」
当時、私はまだこの国に2,3か月ほどしか滞在してなかったし、この国には、たくさんの事情を抱えている人もいると思っていたので、その話を半分聞き流していた。でも長く住むにつけて、その言葉が持つ意味合いを実感している。
良くも悪くも、この国はお金の力で動いていく。たぶん長く滞在している方は、そうしたことに熟知されているんだと思う。私はまだまだペーペーだ。
例えば、同じ会社に何年勤めていても、1000ペソ(約2500円)多いジョブオファーがあれば、流れるフィリピン人は多い。給料が少額なら、その違いが大きいので理解もできるが、30000ペソ(70000円)ほどもらっていて、1000ペソの違いで去っていく姿には、日本人とは明らかに違う考えがあると思わざるをえない。彼らに忠誠心みたいなものはない。そう感じる。
だから彼らのマネージメントは難しい。「金は問題じゃない」なんていう日本人の勝手な美徳を押し付けていると、海外進出はうまくいかないと思わされる。フィリピンという国に住み、勉強になったことの1つだ。まだまだ何もかもペーペーだ。
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