フィリピンと、日本と、世界の距離を考える

フィリピンと、日本と、世界の距離を考える

フィリピンはまだまだ世界の多くの人にとっては知られていないのか、セブのリゾートの1つで、ドイツ人のオーナーと話をしたときに、彼が次のような話をしてくれました。

 

彼は久しぶりに連絡をとった友人に、現在フィリピンで住んでいることを告げたそうですが、その友人はフィリピンがどこかわからなかったそうです。なので、位置を説明するために、中国の隣と説明すると、友人はフィリピンを中国の一部と思い、中国に住んでいると受け取ったようです。。。それぐらい知られてないようです。

                

でも実際のところはどうなんでしょうか。

 

先月28日、ミス・ワールド(Miss World)世界大会の最終選考会が行われ、フィリピン代表のミーガン・ヤング(Megan Young)さん(23)が栄冠に輝き、フィリピン代表がミス・ワールドなったのは初めてとのことです。以下はBBCでのニュースです。

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-24317798

確かにビックリするぐらいきれいですね(*_*) これ世界一ですよね。

 

写真は、セブの大イベント、シヌログの一部催し、ミス・セブでの一幕です。こちらもきれいな人がたくさん出ていましたー。

 

また一方で、フィリピンではVoice Philippinesという歌手のオーディション番組があります。かなり人気の番組です。この番組は、イギリスの番組のフィリピン版だそうです。最近よくフィリピンの友人達がこの番組を見ながら、「この人も、この人も、国際的な歌手の賞をとっているのよ」と話します。

 

よく考えてみると、日本の歌手ってそういう人っておるんだろうか、と考えてみたものの、私には思い浮かびませんでした。これについては私が知らないだけかもしれませんが。フィリピンと世界の距離は、それほど遠いものではなく思えます。

 

ここで思ったのが2点。1つが言語。2つ目が売り方の問題。

 

1つ目は当然日本語と英語の問題。フィリピンの歌手は当然英語で歌えます。そうなると、世界的には評価をしやすいわけですよね。基本的には英語が世界の公用語のようになっているわけなので。少なくとも日本語ではないわけです。

 

もう一つは、世界の番組のブランチという、この発想です。確かにこの番組のようにブランチで展開すると、フィリピンでの活躍を、イギリスひいては他の国の音楽関係者が見るのも容易だろうと想像できます。そうすると、誰かの目にさえ叶えば、世界を舞台に活躍することが可能になるのです。またリスクも小さいですよね。日本の「世界進出」みたいに、ローカルと世界を区切り、現在あるものを捨てて勝負をするような必要がないからです。

 

またこのフィリピンの番組で出ている歌手の中には、元々フィリピンの貧困層出身の人たちもたくさんいるそうです。彼らはそれまで、普通にサリサリストア(路肩にある小さな店)などでものを売っていたそうです。 え、ほんと(笑) 私は「どうやってそもそも彼らの歌がうまいと知ってもらうの?」と尋ねると、youtubeだそうです。彼らは自分が歌っている映像をyoutubeに載せて、自分の存在を知ってもらっているのです。ネットはほんとにすごいですね。

 

私はてっきり裕福な層が、金にものを言わせてテレビに出ているのだと思っていました(笑) すみません、偏見でした。

 

けどそれを聞いて、すごい可能性も感じました。この番組だけで、貧しい人が、世界で活躍できるチャンスがあるのです。もちろん抜きんでた才能を持ったほんの一握りの人です。けどゼロじゃないことに価値があると、私は思います。そこにはいつでも可能性があるからです。なので、多くのフィリピン人がこの番組が好きなんだと思いました。夢、ありますもんね。

 

日本には、他の国のブランチになるなどという発想がないですよね、むしろ批判・否定されそうです。少なくとも、私の発想にはなかったので、勉強になりました。これは面白い発想です。また日本には、貧しい層からダイレクトで世界とつながるようなルートがないように思えます。私は普通の一般家庭で育ちましたが、小さいときの私は世界など意識した機会が皆無なのです。

 

これはそもそも私がオンラインスクールをやろうと決めた思いと似ています。こうした世界とつながるルートいうところも含め、オンラインスクールに可能性をすごく感じているので、一生懸命地道に頑張っていきたく思います。小さくても、ゼロじゃない可能性をつくるために。

 

ランキングのご協力に、ぜひクリックをお願いいたします_(._.)_

 

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 英語ブログ オンライン英会話スクール・教室へ
にほんブログ村