フィリピンの過激派組織「アブサヤフ」に対して、フィリピンを含む3国が、対抗の動きを示していることがニュースになっていました。
「Philippines, Indonesia, Malaysia agree to act vs Abu Sayyaf」
記事によると、厳密には、6月30日に正式に就任が決まるドゥテルテ氏の政権を待つ必要があるため、合意には至っていないようで、1年をかけ議論されるそう。
アブサヤフによる外国人誘拐・殺害が起こっていることに関して、3か国ともに問題視しているとのこと。
アブサヤフは、フィリピンやアメリカにテロ組織として考えられており、フィリピンでのアブサヤフによる活動はこれまでもブログに書いてきましたが(ブログ「フィリピン・サマル島の拉致 犯行はISIS(イスラム国)関連の武装グループ、人質映像を公開」http://yoshi-jpn.com/3537/)、マレーシア人やインドネシア人計18人を誘拐する事件が3月に起こったそう。
アブサヤフは「イスラム国」のアジア拠点になることを宣言しているため(ブログ「フィリピンの過激派、ミンダナオでIS(イスラム国)のカリフ樹立を宣言!」http://yoshi-jpn.com/3691/)、今後もさらに活動が過激になるはず。
「アブサヤフとまともに話せる政治家はドゥテルテ氏だけ」とはフィリピン人たちの話。国の枠を超えたテロの広がりが、アジアにも広がり始めており、日本も対岸の火とはできない事態が進んでいると思います。
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