フィリピンで賄賂を払ったオーストラリア人旅行者の文章を見つけました。海外初心者、特にフィリピン初心者の方には良い教材になるかと思います。
「I had to pay a bribe to leave the Philippines」
http://www.bitedge.co/blog/i-had-to-pay-a-bribe-to-leave-the-philippines/
オーストラリア人の彼は、3月7日に始まるアメリカのウェブコースに参加するために、その2日前フィリピンを出発する予定だったそう。
彼はECCをとるのを忘れ、そのため空港を出られなかったとのこと。ECCは6カ月以上、フィリピンで滞在した場合、国外に出る際に必要となる証明書。イミグレーションで必ず取らないといけないものです（ブログ「フィリピンに長期滞在したら、ECCをお忘れなく」http://yoshi-jpn.com/323/）。
彼の文にはフィリピンでありがちな「フィリピン側が悪いに違いない」という考えが透けて見えますね。以前に日本人留学生も、ACRカードに関して似たような文句を言っていました（ブログ「ＡＣＲカードは必須」http://yoshi-jpn.com/2361/）。
これらの出来事は、フィリピンが悪いのではなく、ルールを知らない外国人が悪いケース。こうしたケースでも、外国人は「フィリピンは！」といいがちだということ。
いやいや。本来、逆でも止めるでしょというお話。必要な書類を持ってない奴をバンバン通すイミグレーションとか困りますよね。。。
そしてイミグレーションの手続きの際、要求された賄賂2000ペソを支払った彼。それで済んだならいいじゃないかとも思いますが。。。「大金が、、、」「自分の夢が、、、」のようなことを言っているんだから。。。
そういえば、昔フィリピンでビザの更新が数日遅れて、イミグレーションに行った際、イミグレーションの場所が新しい場所に変わっていて、そこにはイミグレーションの制服を着た"いかにも"という男性が。そして男性が私にかけた言葉は「おやおや、この状態じゃ逮捕されちゃうね。ただ、今ここで4000ペソ払えば、チャラにしてやるぜ」と。そして私は「いや、いいや。新しく移ったイミグレーションに行くし」。で、正規の延滞金500ペソを払って終わり。
結局その国のことを知り、正しく対応すること。それがカギ。それでも負けることがあるのが海外のはず。海外に出れば、誰しも外国人なわけで、その土地のルールを知らないと話にならないです。こちらが正しいことを主張していても勝てない可能性があるのですから。
知らないことはたくさんあります。ミスもします。でも相手側を批判するのは、この場合、筋がズレていますよね、と感じましたよ！
ランキングのご協力に、ぜひクリックをお願いいたします_(._.)_
