直近の調査によると、ビナイ氏が2016年のフィリピン大統領選の調査でトップに返り咲きをしているニュースを見つけました。
「Pulse: Binay back on top」
http://newsinfo.inquirer.net/749631/pulse-binay-back-on-top
調査は、12月4―11日、1800人を対象に行われたそう。調査の結果は以下。
1位、ビナイ氏 33%
2位、ドゥテルテ氏 23%
3位、ポー氏 21%
4位、ロハス氏 17%
記事の中で、ロハス氏が述べているように、ポー氏、ドゥテルテ氏、ビナイ氏と短期間で、トップが変わる結果が出ている大統領選の調査。それぞれのトップのときのブログ。
「3分でわかる! 2016年のフィリピン次期大統領候補と支持率の推移」http://yoshi-jpn.com/3351/
「フィリピン大統領選、ドゥテルテ氏が支持率1位に躍進!」http://yoshi-jpn.com/3635/
その他の大統領選関連のブログ。
「おふざけ?「宇宙大使」含む60人以上が立候補届け出のフィリピン大統領選」http://yoshi-jpn.com/3548/
「ポー氏の国籍問題を受け、ドゥテルテ氏が大統領出馬へ 混沌としてきたフィリピン大統領選」http://yoshi-jpn.com/3609/
「フィリピン・次期大統領選の最右翼のポー氏がまさかの脱落!」http://yoshi-jpn.com/3630/
まさに混沌としていますね。まだまだ流動的。何か問題がメディアに出れば、コロコロ変わる状態。この辺りは、どの国も同じですね。。。
記事によると、ビナイ氏に票が集まった理由は、ビナイ氏は1年前汚職疑惑で多くの票を失っていたにも関わらず、ポー氏、ドゥテルテ氏などライバルたちに票に影響を与える問題が直近で出てきて、その票の受け皿にビナイ氏がなったのが今回の調査の結果ではないかとのこと。
個人的には一番いただけない形の結果になっている気がしています。今フィリピンは汚職を追い出し、外資の呼び込みを促進しなければいけません。それはAPECで出された政治的・経済的方向性にも大きく影響を与えるように思います(ブログ「投融資の活性化を狙うAPECの工程表「セブ・アクション・プラン」」http://yoshi-jpn.com/2790/)。
自分の周りを見ていると、ビナイ氏を支持している人になど出会わないのですが、フィリピンがいかに階層や地域が分断され、それぞれに異なる価値観・バックグラウンドがあることを改めて知る結果になっています。ただ個人的には、汚職のイメージがあるビナイ氏はダメだと思っています。フィリピンの可能性が大幅に縮小するので、他の候補に頑張ってもらいたいものです。
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