先日、日本の役所で一人の中国人男性に会いました。彼が困っているように見えたので、まずは日本語で「何か困ってますか」と話しかけてみました。すると、片言で「ニホンゴハワカリマセン」と返ってきました。なので、次に「Can you speak English?」と尋ねました。すると、彼は無言でした。
どうやら彼は中国語しかわからないようで、絵を描いたりしてみましたが、役所の手続きで言葉がわからないと、助けようがありませんでした。長時間の格闘の末、彼の友人がスマホで写真を送ってくれ、なんとか手続きできたのですが。。。
先日のブログで、中国人へのビザが緩和されていることを書いたことが思い出されました(「存在感増す中国 ①日本の中国人旅行者 年収690万円!?」http://yoshi-jpn.com/3074/ )。日本もそうした、現地の言葉を知らない外国人が来る段階に入ったのかもしれないと感じました。彼は旅行者ではないようで、在留カードは持っていたのです。
かつてオーストラリアに滞在した際、全く英語がわからない韓国人たちに会いました。彼らは1997年のアジア危機に、韓国を飛び出したおじさんたちで、すでに約15年オーストラリアにいました。でも全く英語がわからなかったのです。彼らはオーストラリアにできている韓国コミュニティの中で、仕事をしていました。でもこれは、オーストラリアが積極的に移民を受け入れる政策をしてきたからだと思っていたのです。
それと似た状況を、東京などの都会ではなく、日本の田舎で見ました。かつては日本が好きで、もしくは日本でお金を稼ぐことを目標に、日本語が少しはできる人々が日本に来る状況でしたが、そうではない層も入り始めたのだろうと思います。
そうした時に思い出されたのが、世界中にあるチャイナタウンです。
「日本にチャイナタウンはありますか?」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1153021636
上のリンクの回答によると、厳密な意味でのチャイナタウンは日本には今のところないようですが、ここ10年から30年の間に、新しい形の中国人コミュニティが形成されてきているとのこと。現在の日本政府の政策が、こうした状況を加速させそうで、今後日本にも中国語しかわからないたくさんの中国人がいるチャイナタウンのようなものができていくのかもしれません。
そして個人的には、やはり中国語は必要なのかもしれないと感じる出来事でした。
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