どうしても新しい物に、ついていけない人はいる。もしくはついていかない。それは本人が選んだことなので、私には関係ない。
でもお年寄りこそ、ネットやスマホが大事になってきていると思う。IT原始人だった私でさえそう思うのだから間違いないと思う。
実際私は、オーストラリアに行く前、数か月、親と住んでいたので、親にスマホを使うように頼んだ。「操作がよくわからない」と当時言われたが、今なら横で自分が使い方を教えられるからと説得した。結果、今、両親はスマホを持っている。なぜならその便利さは、年をとってきている人ほど必要となるものだと感じていたからだ。
何か緊急で病院に運ばれることもあるかもしれない。自然災害に巻き込まれることもあるかもしれない。でも他のものはとにかく、スマホを身につけてさえくれれば、連絡はどうとでもなる。
何か買う時も、今やオンラインの時代だ。もちろん直接確認し購入する必要があるものもあるが、すでに知っているものであるなら、ネットで注文すればいい。食べ物もそれで買える。
体が動く間は良い。でもやがて歳をとり、体が思う通りに動かないこともあるだろう。元気だった祖父祖母が、立つのが辛い、座るのが大変、と言っているのを見ていたので、きっとそんな時が、両親にも当然来ると思っている。
「私たちはもう新しい事は覚えられないのよ」
お年寄りからこういう言葉もよく聞く。実際うちの祖母はそう言って断った。
でも自分のため、そして子供たちのためにも、使えるようになってくれれば、と思う。Lineを使いこなせば、普段会えない、連絡をあまりしない孫とも連絡が簡単にとれるようになるかもしれない。メッセージを送ればいいだけで、電話より気軽だ。
ネットは若い人のもの。
そういう意識は変えるべきだと思う。そしてネットが使えることで広がる世界に、年齢は関係ないのだから。
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