【レイテ島の台風被害】電話そのものがなかった

【レイテ島の台風被害】電話そのものがなかった

フィリピン人の友人が、一昨日の夜、たくさんの食べ物を買い、地元のレイテ島に戻る船に乗りました。なぜなら、台風の通過後、彼は家族と連絡が全く取れなくなっていたからです。

 

昨日彼から連絡があり、幸運なことに、彼の家族は全員無事でした。家はなくなってしまったようですが。それでも、多くの人が亡くなっていることを考えると、ほんとに安堵しました。

 

現在、フィリピン政府の推計では1万人近い方がなくなられているのではないかということです(フィリピンではYolandaで、他の国?ではハイヤンなんですね)。

http://matome.naver.jp/odai/2138405067721071201

 

マニラ新聞の情報によると、日本大使館が、レイテ、サマール両島の在留邦人133人のうち、30人の無事を確認しているようです。

 

私たちは、レイテの情報が入らない、連絡がつかない原因は、なんらかの原因で電波が入らなくなっていると思っていたのですが、レイテに戻った友人によると、どうやらそうではなく、電話そのものが流される、もしくは水に濡れて使い物にならなくなり、誰も連絡が取れないような状況だったようです。

 

確かに、上記のリンクであるように、建物の7~8割が破壊されていることを考えるとそういうこともありえるのかもしれません。

 

また彼は、ほとんど水を持って帰らず、その代わりに、食べ物を持っていきました。その理由は、水は、確かに子供たちにとって完全に安全といえるものではないが、少なくとも飲むことができるとのことで、それよりも食べ物が絶対に必要だとのことでした。確かに、フィリピンの水は、他のアジアの国に比べると、まだましだと感じています。

 

現在支援も含み、多くの人が島に入るようになり、情報がどんどん出てきています。今朝のテレビニュースでは、生存者の名前が、ニュースで流れていました。またずっと特番のような形で、台風のことが放送されています(写真)。日本政府も、自衛隊の派遣を決め、世界中から支援が行われているので、そうした支援が、ほんとに現場の人に届くことを切に願います。そのためには、しかるべき機関に義援金を寄付するなども重要になると思います。

 

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