現在、ジカ熱に感染した患者が、フィリピンに旅行でジカ熱に感染したのかどうかを確認中であるというニュースを見つけました。
「DOH probing if Korean patient contracted Zika in Phl」
ジカ熱感染が見つかった患者は、現在韓国に滞在中。韓国で見つかったそのケースでは、その患者は兄弟と一緒に、フィリピンに旅行にきていたとのこと。
現在、その患者が訪問した国を調査中で、仮にフィリピンのみを訪れていた場合、フィリピンでの感染の可能性が高くなるとのこと。もしそうだった場合は、そのケースは、フィリピンが感染源であるという2例目であり、フィリピンで確認される3例目になるそう。
ジカ熱は、ブラジルなど南米を中心に猛威を振るっている病気。
昨年、猛威を振るったエボラでは、アフリカで11000人以上の人が亡くなったそうですが、ジカ熱は数百万人に広がるのではないかという発表もあります。
ジカ熱で最も心配されるのが妊婦の方。生まれてくる赤ん坊の頭が極端に小さくなる症状が特徴となっています。
日本の場合、四季があるため、蚊が一年中活動するわけではないことが幸いとなっていますが、南米やフィリピンなどの南国では、蚊が年中飛び回っています。さらにフィリピンでは子供がとにかくたくさんいることを考えると、もしジカ熱がフィリピンで流行ると、ものすごく怖い状況になると思っています。
基本的に、あまりフィリピンで南米の方を見る機会は少ない気がしますが、アメリカなどの北米で感染した人や、世界中を飛び回る人により、ジカ熱のウイルスが持ち込まれる可能性は十分あるので、ジカ熱関連のニュースは非常に警戒する必要があると思っています。疫病などの広がりを止めることが難しいのは、いわゆる「グローバル」であることの負の側面ですね。
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