フィリピンのBPO産業の売上、2017年にも海外送金を上回る可能性

フィリピンのBPO産業の売上、2017年にも海外送金を上回る可能性

フィリピンのビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業の売り上げが、国外で働くフィリピン人からの海外送金金額を、早ければ2017年にも逆転する可能性が伝えられています。

「フィリピンBPO産業の売上、海外送金を上回る勢いで拡大」

http://www.foreland-realty.com/?p=1184871

フィリピンのBPO産業の売り上げは、

2014年は、189億米ドル

2015年は、前年比12%増で、212億米ドル

になる見込みだそう。

一方、フィリピン人海外就労者(OFW)からの送金は、

2014年は、前年比5.8%増の243億ドル

2015年は、7%増の256億米ドル

になる見込みだそうです。

2014年のOFW送金6.2%増の269億ドルに

http://www.ph.isajijournal.com/headline/16634-ofw-remittance-dec-2014.html

送金元の国の順位は以下のとおり。

1、アメリカ 約103億米ドル 4.7%増 ↑

2、サウジアラビア 25億米ドル 19.7%増 ↑

3、アラブ首長国連邦 17億米ドル 35.7%増 ↑

4、イギリス 約14億米ドル 5.6%増 ↑

5、シンガポール 約12億米ドル 10.8%増 ↑

6、日本 約10億米ドル  8.7%増 ↑

7、香港 約7億米ドル 25%増 ↑

8、カナダ 約6億5千万米ドル 26%減 ↓

2013年の時点で、OFWの送金額は、GDPの8.4%で12分の1を占めています。

ちなみにトヨタ、ホンダ、日産、三菱、ダイハツ、マツダ、スズキなど多くのメーカーが存在する日本の自動車産業を見てみると、どこまでを自動車関連と位置付けるかによるかですが、

日本の自動車関連事業の売り上げは、GDPの約3%

に留まることを考えると、両方のお金が、どれぐらいフィリピンを支えているかがわかりますね。

今後、国内で産業が育ち、優秀な人材が国内により残り始めると、フィリピンはますます発展していくので、それを期待したいですね。

 

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