物事をより良いものにする作業。
この作業は、多くの作業の後半や最後に位置し、何かとても大変そうに感じる。そして凄い能力が必要な気がする。
でも果たしてどうなんだろう。
何かを生み出すとき、その出来上がりの未熟さたるや散々な気がする。最初に出来上がったものは、最高のものからは程遠い。これは私自身の経験から思うもので、それはただ私の能力・努力が足りないだけなのかもしれないが。
「洗練」と「生み出す」
もちろん洗練のレベルによるんだろうが、私は圧倒的に「生み出す」方が大変だと思う。
かつてライト兄弟は、飛行機を作った。彼らが作ったものは、今時点から見れば、たいしたものではない。現在、人類は宇宙ロケットまで到達しているわけだ。
でも私は思う。ライト兄弟の苦労の方がはるかに大きいだろうと。
ゼロから何かをつくる経験をすると、世の中、すげー人がいっぱいいるんだなということをより感じるようになった。自分のレベルと、そんな所と別次元の高みで勝負している人たちの存在を、心の底から実感するからだ。
山を登る努力をすればするほど、より山の厳しさがわかるもんだし、他の人たちを敬意を持ってみることができる気がする。
何かを生み出すって、すげーことだ。いろんな人の恩恵に預かっていることに感謝し生きていかないと。
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