自分が「辛い」と思うときに思い出すシーン②

自分が「辛い」と思うときに思い出すシーン②

前回は姜さんの「オモニ」の1シーンでしたね。

 

もう1つは、はっきりとどの本かというのは忘れてしまいました。ただ丸山真男氏について書かれた論考だったと思います。

 

丸山真男氏は、日本に政治学、あるいは社会科学の枠組みを取り入れた人になります。いわゆる偉人です。

 

話は少し逸れますが、私と丸山氏との出会いを少し。丸山真男氏は私の人生に最も大きな影響を与えている人です。しかしお会いしたことは一度もありません。数々の著作、そして彼に関する数多くの著名な方々の論考。そして彼がその本などで言及した数々の偉人たち。それが私にとっての”丸山真男氏”です。

 

私が大学2年生だったときに、彼の全集が販売され始め、何か賢そう(笑)と思い、偶然その第1巻を手にしました。それが私の人生を変えた丸山氏との出会いになりました。その1つ目の論文の内容が当時の私には難しすぎて、ネットや本でいろんな人物名などを調べながら、どうにか読み終えたのを記憶しています。読み終えた時、「さすが賢い先生はやっぱり違うな」と思いながら、最後のページの解説を読むと、

 

なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

それが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

彼の学生論文だとわかったのです(;゚Д゚)! 

 

ショックでしたΣ(゚д゚lll)

 

表現できないぐらいショックでした∑(O_O;)

 

そこから私の猛勉強は始まりました。「追いついてやる!」と思ったわけです(笑)

 

「同じ年齢のやつができることは、自分もできるに違いない」と。馬鹿でした(笑) でも彼から受けた影響は計り知れません。私は常に自分の視点に加え、彼の視点も自分の中に持っているような感覚です。それにより自分を相対的に客観視できるんですね。彼は「自己内対話」と呼んでいます。この本と、この本を取るきっかけになった佐々木毅さんの「マキャベリの政治思想」という2冊の本が自分の人生を変えました。本にはそれだけの力があります。ぜひいろんな本を読んで、一緒に学んでいきましょう。

 

話を戻しますね。そんな彼も、青年期に思想犯の疑いで、誤って特別高等警察に捕まり、刑務所に入れられます。それは短い時間だったのですが、丸山青年にとってはショックでした。警察に突然捕まえられて、刑務所ですよ。私なら絶望します(笑)

 

その論考では、この出来事が、丸山氏の思想形成に決定的な影響を及ぼしているとし、以下のように記述したシーンがあります。

 

「彼は、権力の力によって、突然有無も言えないまま、独房にいれられてしまった。独房の壁一枚を隔てて、外では走り回る子供たちの明るい声が響いている」というような趣旨のシーンです。

 

もちろん彼にとってはいろんな影響があるのでしょうが、私がここで学んでいる教訓は、私は幸せに生きており、私は「走り回る子供たち」であるということです。この世界には、いろんな「壁」によって、その内側で泣いている、あるいは孤独を感じている人がたくさんいるという事実です。それは私たちのすぐ隣で起こっているのかもしれません。またそれは突然、私達に起こりうることでもあるでしょう。

 

写真は、特別でも何でもない月です。でもいろんなことが想像できるのではないでしょうか。あなたはどこでその月を見ていますか。あなたの感情はどうでしょうか。またあなたが思い浮かべたあの人は何を思って、その同じ月を見ていますか。はたまた、出会ったこともない、そして一生出会うことのないあの子供たちの表情はどうでしょう。笑っていますか。それとも泣いていますか。

 

私は自分が「辛い」ときには、世界でもっと「辛い」人がいるだろうし、彼らは誰かの助けを待っているのかもしれないと、このシーンを思い浮かべます。これは私自身の辛かった学生時代の体験も重なります。もちろん、すべての人を救うことなどできるわけがありません。でもそう想像するだけで、常に自分を省みることができますし、自分だけでは出せなかったはずの勇気ある一歩を出すこともできる気がするのです。私たちは、私たち自身のために最初の一歩を踏み出しますが、最後の一歩が自分のためじゃない"何か"である時だけ、100%以上の力を発揮できるのではないでしょうか。私はそう思っています。

 

ちょっと真面目な話になりましたが、読んでいただき、ありがとうございました。

 

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