フィリピン・新セブ市長も「犯罪者殺害へ報酬」を言及

フィリピン・新セブ市長も「犯罪者殺害へ報酬」を言及

フィリピンの新大統領になるだろうドゥテルテ氏の動きに合わせて、セブでも、犯罪者を殺すと、
警察や住民に報酬を渡す動きが出ていることがニュースになっていました。

「Cebu offers reward for killing criminals 」
http://www.philstar.com/headlines/2016/05/20/1585119/cebu-offers-reward-killing-criminals

ドゥテルテ氏の過激な方針については前回のブログ(「フィリピン次期大統領ドゥテルテ氏、「犯罪者を殺害するスナイパー」、「死刑」、「公の場でのアルコールは深夜2時まで」を公式に盛り込む可能性」http://yoshi-jpn.com/3937/)。

今回の選挙で、現職のラマ氏を破り、市長になる予定のトーマス・オスメニア氏が語っているそうで、

犯罪者を傷つけた場合、5000ペソ、
殺害した場合、50000ペソ、の報酬が出るとのこと。

具体的には、強盗を目撃した際に、犯罪者に一撃を加えたら、5000ペソとのこと。そしてこの狙いは、犯罪者がビビることにあるそう。ただ予算がどこから出るかは不明。

うーーーん、何かピンと来ない。というか、多くのフィリピン人は信仰深いカソリックで、悪いことをする人は、どこか覚悟して、犯罪に手を染めていると思っています。

なので、犯罪者がビビッて犯罪が減るというよりは、変に正義感ぶって、立ち向かおうとした人たちが返り討ちにあう危険が高まる気がします。

しかし為政者がバンバン「犯罪者は殺す」と言い、その「犯罪者の定義」があいまいなままだと、100年前の日本ではそうだったように、為政者の気に入らない考え方の人間は、どんどん牢屋にぶち込まれる可能性があることを意味します。

少なくとも私は、気持ちが良いものではないと感じています。

 

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