急激に見える円高「10日で1米ドル=121円→110円!」 対フィリピンペソ比では半年で「0.3720→0.4260」とじりじり上昇

急激に見える円高「10日で1米ドル=121円→110円!」 対フィリピンペソ比では半年で「0.3720→0.4260」とじりじり上昇

現在日本の対米ドルでの円高の流れが止まらない形になり、あまりの変動に、市場はもちろんのこと、私もドキドキしています。

「円高進行、欧州市場で一時110円台 日銀効果は帳消し」

http://www.asahi.com/articles/ASJ2C4S3GJ2CUHBI013.html

10日ほど前の日銀のマイナス金利政策の発表。

その政策の発表後、一時円安に振れたものの、猛スピードで円高への流れに。10日で121円が110円。ヤバいですね、これは。さらにアベノミクスによる株価の上昇にあわせ、銀行などに勧められ、多くの高齢者がすでに上がりきっていたところでNISAに手をつけているのも知っているので、今後どうなるかは大きな関心といえそうです。

またフィリピンにいると、あくまでも「ドルが弱くなっている」と考えることもできました。それはフィリピン人たちと話していると、「今ペソは(対ドル比で)強い」と話題になっていたからです。

ただフィリピンペソに対する円の上昇を見てみると、やはり円がじりじりと強くなっていたんだなと再認識します。

半年前、2015年8月16日の時点では、1円=約0.3720ペソ。それが2016年2月11日午後9時現在では、0.4260。日銀のマイナス金利政策の前、1月26日時点では0.4056。その後の1月31日では、0.3931。

つまり日銀の発表で、円安の方向に触れただけで、基本的にはずっと上昇傾向にあったとみることができます。そしてその流れからすると、ここ数日はちょっと上がり過ぎなので、一旦少し下がって落ち着いて、またじりじり上がるのかなと個人的には思っています(希望しています(笑))。

半年前との違いを実際の金額で見てみると、日本の1万円が半年前では3720ペソ。現在は4260ペソ。100万円なら372000ペソが426000ペソ。その違いは54000ペソになります。

そしてセブ島の一般的なフィリピン人の1カ月の賃金が8000~15000ペソほど。つまり円高で生じるこの違いで、100万円でも1カ月5人ぐらい人が雇えます。これが、何もせず、円高になることで生まれる「100万円」の話。この額が大きくなればなるほど、その差は大きくなるのは簡単なお話。

実際、日銀のマイナス金利直後、私は、安倍政権は、国の価値を安売りして、何が何でも円安を保つことで、現在の経済状況を好転させようとしていると考えていました。賛否はともかく日本を安売りすることで、日本の中に外資を呼び込むことができ、経済を回していくことがアベノミクスの目指す方向だからです。

それが、この円高によって、株価の下落も連動し、アベノミクスの目指す”日本の立て直しの芽”を完全に摘む方向に進んでいるように思います。

個人的には円高歓迎です。でも日本の事を考えると、円高は、少なくともアベノミクスが目指す方向を阻害するので、他に対案がないように見える日本政府が、今後どうかじ取りをするのかに注目しています。

 

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