フィリピンが、初の自前の衛星を、国際宇宙ステーションの日本棟から3月にも打ち上げる予定だとするニュースを見つけました。
「超小型衛星 55×35×55cm フィリピン初の自前」
http://mainichi.jp/articles/20160114/k00/00m/040/050000c
衛星の名前は、「DIWATA」(ディワタ)というそうで、「フィリピン語」で「妖精」だそう。題名にある通り、衛星の大きさは「55×35×55」cm。これまでフィリピンでは、他国で撮影された映像などを購入していたそうですが、この衛星により、災害の被害把握や農作物の生育調査に役立てるそうです。
衛星は、フィリピン人技術者が、北海道大と東北大の協力を得て開発されたそうです。なので、日本での打ち上げになるのですね。
現代の科学技術の発展は、良いか悪いかは別にして、基本的に軍事技術・宇宙開発技術をベースとしているといわれます。命に関わり、かつ不測の事態にも備える必要があり、また使用される予算も桁違いなので、当然の結果ですよね。過去ではアメリカが一番とされていましたが、現在ではロシアの技術が一番だと言われています。
なので、そういった意味では、軍事に予算を使わないとしたら、宇宙開発に予算を割くことは、未来への投資という意味では凄く大事なことになります。さて、我らが日本はどうでしょう。
フィリピンは今回の件で、アメリカからも提案を受けた上で、日本を「人材育成の観点から」選んでくれたそうです。この事は、日本の良さと同時に、その限界も端的に示していると感じました。
「お金がない」中で、「どこにお金を使う」かはとても大事で、それが現れるのが国の予算。借金を毎年膨大にしているのは普通じゃないでしょ!と言う点と同時に、顧みられるべき点だと思います。
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