オーストラリアにより、ISISがインドネシアに遠隔地拠点の立ち上げすることに対して警告がされていることがニュースになっています。
「AUSTRALIA WARNS: ISIS plans on creating a "distant caliphate" in Indonesia」
中東から離れたところに「カリフ」を立ち上げることが狙いだとされており、テロを警戒しているインドネシア政府は、ここ1週間で9人逮捕しているそうです。
そうした中で、最近発表された「世界テロ指数」をチェックすると、トップ5位は、
1位 イラク
2位 アフガニスタン
3位 ナイジェリア
4位 パキスタン
5位 シリア
「「世界テロ指数」日本は124カ国で最も安全 インド、タイ、英国への出張は要注意」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151202-00000001-zuuonline-life
「Global terrorism index 2015, top 50 countries」
http://www.statista.com/statistics/271514/global-terrorism-index/
この上位5か国で、全体の死者の78％強だそうです。そして2014年は、ナイジェリアにあるイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による死者数6644人は、「イスラム国」の6073人を上回るそう。ISISより多い組織があるとは無法過ぎる。。。
そしてインドネシアに拠点ができた場合、大きく影響を受けるだろうアジアの国を、トップ50から選び取ってみると、
6位 インド
10位 タイ
11位 フィリピン
22位 中国
25位 バングラディッシュ
32位 ネパール
33位 インドネシア
41位 ミャンマー
42位 スリランカ
49位 マレーシア
日本は「世界テロ指数」では最も安全な国だとされています。フィリピンは、ISIS関連の組織がいるし（ブログ「ISIS(イスラム国)関連のアブサヤフに誘拐されていたとされる韓国人男性の遺体を発見@フィリピン」http://yoshi-jpn.com/3593/）、この影響をモロにうけるはずです。ISISは、お金のための誘拐・殺害で、彼らの「正義」すらないのでこわいですね。
世界の平和は、どうすることでより守られるのか、ということは、非常に難しい問題ですね。安保の問題もそう。自分の隣にいる人と、全く会うこともなく死ぬ人をどう考えるか。そうしたことが問われる時代です。
ただいえることは、世界のどこにも「完全に安全な国」はなくなったということです。そしてフィリピン人たちは、「危ない」とされる中東に、多くの人がチャンスを求めていっているのです（ブログ「毎日6000人のフィリピン人が、中東を中心に海外で働くため、国を離れている」http://yoshi-jpn.com/3651/）。
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