最近仲良くなったフィリピン人の友人と話していて、そういう時代になり始めたのだなと改めて感じた言葉。
「カナダよりフィリピンの方がお金が貯まるから、家族で帰国したんだ」
彼はカナダで大学を卒業しています。彼が大学へ進学する前、彼の家族はカナダに移動します。彼によると、7年前。しかし実際、両親が働き始めてみると、フィリピンよりお金が貯まらなかったとのこと。そして反対に、残業などがかなり増えてしまい、なんのための移住だったのかがわからなくなり、妹がカナダの教育システムが合わなかったこともあり、彼を残し、両親と妹はすぐに帰国したとのこと。彼はカナダが好きだったとのことで、卒業まではカナダに滞在しますが、卒業後は帰国を選んだそうです。
何の仕事をしていたら、カナダの方がお金が貯まらなくなるんだろうと思い、彼に聞いてみると、お父さんは薬剤師で、お母さんは営業とのこと。
当然これはまだまだほんの一部の話。それでも違う仕事で給料が逆転するならまだわかるのですが、同じ業種でも、フィリピンの方がカナダより貯金額で上回るようになっているのだということは、私には驚きであり、時代の変化を感じる出来事でした。
「給料が安くても、のんびりしているのが好き」
「新しいことにチャレンジできる」
こうしたことが発展途上の国に住むメリットだと思うのですが、それにさらに給料まで追いついてき始めたのだと感じるエピソードでした。
今回、①国境を越えて大学に通う時代、②都市化がつくる不可避の流れ、③途上国が給料面でも先進国に追いつき始めた、という3点について、シリーズにしてみました。あまり読んでいただいてないですが(笑)、自分で読み返しても、大きなうねりを感じるまとめになっていると思っています。
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