ギリギリのやり繰りを生むローンの考え方@フィリピン

ギリギリのやり繰りを生むローンの考え方@フィリピン

フィリピンに長いこと滞在し、ほんとにフィリピン人はお金がないのか???と思うシーンをたくさん見てきた。給料日には外食し、給料の10%を飲み食いに使う。そして給料日前には、「サー、お金がない。。。」と、バナナ1本が晩御飯になっていたりする。。。前職の時によく見た光景だ。

 

パーッと使うことは何ら問題ないと思う。「今日を生きる!」彼らを見て、私自身は考えさせられたことがたくさんある。

 

ここで取り上げるのは、フィリピンの人がお金に困る理由の一つは、ズバリ、ローンの考え方にある気がしている件だ。フィリピンの人は、ローンで借りられる分も含めて、“収入”だと考えているフシがある。

 

つまりこういうことだ。

 

例えば、毎月の収入は20万円。そしてローンで10万円まで借りられるとする。この国は簡単にお金を貸す(笑)

 

すると彼らは「30万円まで使える」と考えているのだ。

 

しかし30万円を使うと、翌月は給料から10万円をローンの返済にあてないといけない。すると手元には10万円しか残らない。そして再びローンを組み、今月も20万円を使う。そして給料日に10万円を返す。

 

すると皆さんお気づきだと思うが、ローンがすでに“収入”に組み込まれている。だから予定している給料がもらえない事態になると、大変なことになる。クビにされたりすれば、逆襲に来るのは、彼らの状況が切迫しているためだ。

 

ずーーーーーっと借金をした余裕のない状態。そりゃ楽ではないよね、当然、、、と思ってしまう。。。

 

だから病院に行くような状況が発生すると、一大事だ。彼らは病院に行けない。妊娠していても行かない子もいた。。。そんな馬鹿な、と日本人の方は思うかもしれないが、病院の費用は薬代もいれると、彼らにとっては給料の2割を越えてくる巨大な出費だ。

 

ただこの考え方に関してだけは、個人的にたぶん「間違っている!」と言いきって良い気がしているので、聞く耳を持つフィリピン人たちは矯正しようと試みている()

 

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