CNNを見ていたとき、headlineに以下のタイトルが流れた。
タイトル「Tech's Booming Prostitution Trade」
http://edition.cnn.com/video/?/video/bestoftv/2014/07/14/exp-ath-segall-tech-prostitution.cnn&iref=allsearch&video_referrer=http%3A%2F%2Fedition.cnn.com%2Fsearch%2F%3Fquery%3DSilicon%2520Valley%26intl%3Dtrue%26sortBy%3Drelevance
シリコンバレーは、スタートアップの宝庫といわれる。しかしその背景には、売春などのこうした現実があるようだ。
これと同様に、最近米国に住む日本人の方のツイッターに投稿されたツイートを見た。非常に興味深く読んだのでシェア。
「社会主義が上手くいかないように、人間は極限に追い込まれないと本気にならない。だから、アメリカのような人間性を無視した競争社会にしかイノベーションは産まれない。とおもう。」「私はアメリカは人間が人間らしい生活を送ることが出来るような国だとは思わない。余暇も無いし保険も無いし医療は破綻しているし年金もほとんど出ないし間違うとすぐに牢獄に入れられる。でも、この極限に置かれた人間の創造力は面白いと思う。それだけ、ここに居る理由は。」「給与は欲しいしけど週末も欲しい、と二つは貰えない。その事実を体に教え込まないと米国には暮らせない。」「競争無しに「すごいモノを作り出してごらん」と言ったって、絶対に人間は何も作り出さない。「この競争に負けたら死が待ってるぞ」と言われれば凄いモノが産まれるだろう。それがアメリカの原動力だと思う。褒美と罰だけで人を動かす。だから人間性が無い世界だと思う。」
韓国人の英語もそう。国内で仕事を得るには、たとえ仕事を得た後に英語の必要がなくても、TOEICのスコアが必要。だから皆勉強する。特にこうした状況が正しいと言っているのではなく、どんな場所も何かがあれば、何かがない。そうした当たり前のことが忘れられがちだよなと、普段思っていることが表現されていました。
日本は何でも手に入る。その代わりに、猛烈に働かないといけない。この二つは、それなりに相関関係を持つのは理解してもらえるはず。このため多くの人が守られてもいる。これも一面。ブラック企業を批判するのは簡単。でも高い給料を毎月決まった日に従業員に払うのは簡単なことではない。仮に猛烈に働かなくなった場合、同じ生活水準が保てるとは思わない。どちらを選ぶかは、一人一人に委ねられている。
ハングリー精神といわれる、日本では時代遅れの感のある言葉。しかし世界では身近にそれがある。そしてそれは先進国も例外ではない。多くの先進国も、国の中に競争を持ち込み、弱者と強者に分かれている光景を見ることができる。
日本は素晴らしい国。しかしここ10年で実施されてきた多くの政策は、そうした他の国を模倣しているように感じる。すでに日本もそうした道を歩み始めている(ブログ「シングルマザー 男が逃げた」http://yoshi-jpn.com/1324/)。
「クリエイティブ」ということにフォーカスが当たり、そこにばかり力が注ぎ込まれる社会が果たして良いものかどうか。何でも他国の真似をする必要はない。答えがどこにもない変化する世界の中で、時代に合う、それでいて「正しさ」を持つベターな選択を希望したい。本来のクリエイティブとはそういうことではないだろうか。少なくとも「クリエイティブ=米国の方法」ではないはず。
そうした国レベルの選択の上に、人それぞれの生き方がある。これを腹の底から実感し、尊重するのは、口で言うよりずっと大変だと思う。
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