うちの近所に壁画がある。模様替えのようなもので、数か月に1度全体を描きかえる。
今回はなんだろう、これ(写真)。小さく、陰になってしまっていて見づらいかもしれません。
何かのマンガなのだろうと思う。私が知っている中でいうと、「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドみたいな感じ。ある人物がスタンドを両サイドに出している。なるほど。なぜこの絵を、路上に描くことを決めたのだろう。。。芸術は爆発だ(by 岡本太郎)。
書き換えるたびに、学生さんかな?という子たちがいつも数人集まって描いている。1日がかりの作業だ。そして必ずそれを写真撮影している外国人の方がいる。。。必ずいつもの”あの人”が撮影している!
謎だ。
ただフィリピン人の中には、絵が上手な子が結構いる。日本のマンガは人気が高い。幽遊白書は、「ゴーストバスター」と呼ばれ、人気が高かった。幽遊白書は時代を超える。私も中学時代、クラスメイトの女の子たちが、幽遊白書を題材に絵を書きまくっていた。オタクのハシりだった気がする。もう20年ぐらい前になるんだな。。。
そしてフィリピン人は何かをつくったりするのも好きな子が多い。以前働いていた職場も、夜仕事が終わるのが遅くて、普段は皆疲れた顔をしていたが、何かのイベントとなると、朝まで残ってイベントで使う小物などを皆で作っていた。そういう時には、無限の力が湧いてくるフィリピン人!
「サーは?」
「いや、おじさんは眠たいから帰るよ。。。仕事に支障でないように早く帰るんだよ。明日(仕事を)休んだら、パンチするよw」
「えーw」
とても仕事場のやりとりに思えない(笑) 完全に中学校高校の先生気分だった。
フィリピン人は、お金を掛けずに楽しもうとする。そこはほんとに学んでいい所だろうと思う。日本だとお金を掛けないと価値がないとする向きが大きいが、フィリピンでは予算は少なくてもいい。というか、あるだけ全部使うので少ない方が良い(笑)
芸術的な感性が高いかは人それぞれの評価によると思うが、自分のやりたいように表現し、生きているフィリピン人。
次はどんな絵になるのかな。
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