ドゥテルテ新大統領、ジャーナリストを守る機動部隊を準備@フィリピン

ドゥテルテ新大統領、ジャーナリストを守る機動部隊を準備@フィリピン

ラジオ司会者が撃たれ、重傷を負った件を受け、フィリピンのドゥテルテ新大統領が、ジャーナリストを守る機動部隊を準備しているというニュースを見つけました。

 

Task force on media killings to be formed

http://www.philstar.com/headlines/2016/07/04/1599347/task-force-media-killings-be-formed

 

撃たれた司会者は、反ドラッグ・ギャンブルに関するコメントなどで知られており、5歳の息子も一緒に撃たれ、重傷だとのこと。

 

フィリピンの報道はアジアでトップクラスの自由を与えられているにも関わらず、フィリピン人ジャーナリストが直面しているリスクのために、報道の自由のランキングではまだまだ低い地位とのこと。1986年以降、150人以上のジャーナリストが殺害されているようです。

 

実際、4年半前にフィリピンに来た際には、「(日本で)ジャーナリストだった」というと、「この国だったら殺される可能性が高いよ」と多くのフィリピン人に言われたもの。

 

ただ長く住むと、何でも口にすると殺される可能性が高い一方で、「黙らないフィリピン人」というのも事実。そしてフィリピン人はそのことに誇りも持っています。

 

ジャーナリストを殺す側に動くと、「ドゥテルテ政権=完全な独裁」の完成ですが、今のところはそうではないようで、逆に言論の自由がより確保される可能性があります。

 

フィリピン大統領の任期は6年。どうなるかはまだまだわかりませんね。

 

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