フィリピン大統領選で、最新の支持率の結果、ポー氏が26%、ドゥテルテ氏が25%で、トップ争いをしていることがニュースになっていました。
「Duterte catches up, ties Poe for lead: ABS-CBN survey」
その次はビナイ氏の22%、ロハス氏の20%。
面白いですね。一度は脱落したように見えた2候補が浮上。
ポー氏(ブログ「フィリピン・次期大統領選の最右翼のポー氏がまさかの脱落!」http://yoshi-jpn.com/3630/」)
ドゥテルテ氏(ブログ「フィリピン大統領選 ビナイ氏の支持層・ドゥテルテ氏の支持率急落の裏にあるフィリピンのドラッグ問題」http://yoshi-jpn.com/3670/)
ポー氏は、大統領資格があると認められ、ドゥテルテ氏は支持率が復活。
マニラ地域では、ポー氏。
セブを含むビサヤ地域では、ロハス氏。
ミンダナオ地域ではドゥテルテ氏。
ドゥテルテ氏は、ほぼミンダナオの支持で、上位に食い込んでいますね。
そして私の見立てでは、先週末の討論会で、ロハス氏とビナイ氏は、候補争いから脱落した感じがします。組織票を持つ候補の失速。
ビナイ氏は、とにかく汚職問題に関して、最後まで沈黙するのみ。
ロハス氏は、アキノ大統領政権の功績を自分の実績のように語り、それがマイナスに響いた点と、アキノ大統領の後継と見られ、アキノ大統領の不支持層に好意的に受け入れられていない点。
そして逆に、ポー氏は討論のやりとり、ドゥテルテ氏は、他の候補が持たないリーダー気質が、フィリピン人たちに高く支持されています。
ビナイ氏やロハス氏のように「組織の人」から、ポー氏やドゥテルテ氏のような「人気の個人」が票をリードしている様子に、フィリピンに新たな風が吹いている気がします。個人的に、ビナイ氏の脱落に安堵しています。
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