チャップリンの演説

チャップリンの演説

ツイッターのTLに流れてきた、チャップリンの映画『独裁者』の最後のシーンの演説。どなたかが映像をつけ、編集したものが流れていました。学生時代にチャップリンの作品は、かなり見たのですが、改めて凄い演説だと感じます。

 

「チャップリンのベストスピーチ」

http://www.youtube.com/watch?v=RzTmkoR6mMQ&feature=youtu.be

 

この演説のすごいところは、アメリカがドイツとの戦争を開始する前に作られているところ。まるでアメリカが既に戦争の中にあるぐらいの迫力がありますが、そうではないのです。ヒトラーとナチズムに対する強烈な批判です。

 

ウィキペディアにその解説がありましたのでどうぞ。

 

「独裁者」。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E8%A3%81%E8%80%85_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

 

別の作品『モダンタイムス』では現代の機械化されていく社会により失われていく人間としての尊厳、そしてこの作品では、ナチズムにより失われていく人間としての尊厳を訴えています。先日のブログ『サンデルの考えさせられるスピーチ』で紹介したサンデル教授も、市場経済が浸透することによって失われていく”価値”を、暗に警鐘していましたが、70年前も、現在も、大きな時代の括りでは、”モダン社会”です。2人のメッセージには、共通するものが横たわっています。

 

また芸術とは、表現とは、映画とは何なのかということを考えさせられます。強烈な政治的なメッセージがそこにはあるからです。現在の日本では、芸術的な作品はもちろん、多くの表現が、そういった政治的なイシューと距離をとっています。もちろん私も含めてということです。

 

シンプルな言葉です。政治的慣用句などではない、小さな子供が聞いてもわかる言葉です。でもそのチャップリンが紡いだ言葉の力は、現在の私たちにも十分に響くものではないでしょうか。お時間ありましたら、ぜひ一度見てみてください。また若くてこれまで見たことがない方も、興味が湧きましたら、ぜひチャップリンの作品自体を見ることをおススメします。

 

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