今日は世界の教育市場について、少し見ていこうと思います。ここでは2012年7月の三井物産戦略研究所のデータを参考にします。リンク先はこちらです。http://mitsui.mgssi.com/issues/report/r1207i_sakai.pdf
このデータによると、世界の教育市場は成長を続けており、2011年の時点で3兆9000ドルとなっています。これは世界の自動車産業の水準を上回る数値のようです。凄く大きいですね(;゚Д゚)! しかも他のブログで紹介したように、まだまだ今後、アジアやアフリカ等の人口はどんどん増えていくので、より大きな市場になることが予測されます。
一部地域を除くと、途上国だけではなく、先進国でもその水準は上昇しております。そして2000年と2011年を比較した場合、世界の教育市場は約1.5倍となっております。韓国は約2倍ですね。韓国の親たちの教育熱は凄まじいものがありますよね。オーストラリアでも、フィリピンでも、韓国人の母親と子供だけが英語教育のために移り住んでいるケースをよく目にします。私は男なので、お父さんの事を思うと悲しくなりますが(T_T)
また留学生の受け入れも大きな割合を占めるようで、オーストラリアでは留学生の受け入れを「輸出産業」として位置づけ、輸出産業総額の6%を占めています。実際オーストラリアでは、オーストラリア国籍の人は、かなり安く大学に進学でき、留学生がその何倍ものお金を払い、大学に通っています。
写真は、首都キャンベラにあるオーストラリアの国会議事堂です。私がいるときにオバマが来ましたが、私はホテルでせっせと働いていました。。。
私は常々、オーストラリア政府はすごく賢く、巧みに外国人にお金を払わせる仕組みをつくっているな、と感心しておりました。語学留学を含めた教育産業は、多くの海外の学生の受け皿になっていますし、オーストラリアの経済の柱である観光業と農業を支えているのが、各国から来ているワーキングホリデーの人たちとなります。オーストラリアも先進国ですので、高齢化にあり、オーストラリアの人達はそういった産業で働くことを好みませんが、外国から来る人達はそれを楽しんでおり、不満をあまり持ちません。賢い!!!!
続きは、次回にしますね。
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