国連機関UNISDRによると、2015年に自然災害に巻き込まれた国の第4位にフィリピンがなっているのがニュースになっていました。
「Philippines ranks 4th in countries hardest hit by disasters」
ちなみに以下が上位5か国。
第1位は中国 26件
第2位はアメリカ 22件
第3位はインド 19件
第4位はフィリピン 15件
第5位はインドネシア 11件
UNISDRによると、2015年は記録上最も暑い年であったことから、天気や気候が大きく左右していることが見て取れるとされ、2番目に影響を持った洪水による被害は、152の洪水が、約2700万人の人々に影響したとのこと。嵐による死者は、996人で、約1000万人に被害が出たとの報告です。
2015年には9860万人の人が自然災害に影響を受けたとされていますが、そのうち、92％がエルニーニョの影響との事。
最も影響をもったのは、干ばつで、過去10年の平均に比べると、倍以上の人が被害を受けたそうです。フィリピンでも、連日エルニーニョによる農作物の被害のニュースが流れています。
フィリピンは、台風が発生する地域であり、かつマニラは6～8月にかけ、必ず大洪水になるほどインフラ整備が遅れています。またいわゆる格差というものが半端なく、貧困層の住居は、こうした自然災害には不十分で、こうした多くの被害が報告される結果になるのかなと。
世界の食料の問題がいわれて、かれこれ数十年。世界の人口の増加、気候の変化も踏まえると、本格的に準備を始める時なのかもしれませんね。間違いなく、水、食料は足りなくなるんでしょうから。
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