フィリピン人が大阪の介護施設を集団提訴へ

フィリピン人が大阪の介護施設を集団提訴へ

フィリピン人が、大阪の介護施設を訴えるようです。

「「まるで奴隷!」 フィリピン人が大阪の介護施設を集団提訴へ」

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2502989.html

国籍取得ができるという話で騙す手口も(「フィリピン人をだます人々」http://yoshi-jpn.com/3006/ )、日本は労働条件が粗悪で外国人が働くことができない(「日本で働く外国人介護士 ②課題 マネジメントと働き手の視点」http://yoshi-jpn.com/2796/ )という指摘は、これまでのブログでもお伝えしてきましたが、まさにそれが噴出したようなケースですね。

フィリピン人の人たちの言い分を見て、多くの日本人は、会社のしていることに特に違和感がなく、フィリピン人たちをわがままだと思うかもしれません。なぜなら、これは特にフィリピン人の人だから起こっている問題ではなく、日本人も同様だからです。日本では入社してみたら、面接で言われていたことと、実際の状況が違うなどということは普通にあることだからですね。

ただこれはかなり世界の水準とズレています。海外ではそうしたケースでは会社は訴えられますし、従業員もそうした職場はすぐに辞めます。

日本は今後人口が本格的に減ってきます。これまでは「減る減る詐欺」のような状態で減りませんでしたが、ここからは本番スタートです。なので、今までの悪化しない状況に安心していると、痛い目に遭うのではないでしょうか。

そうした中で、移民などを受け入れる準備は日本人の多くの方にはできない感じで、次善策として海外の人を多少なりとも日本に受け入れるなら、

1、外国人が想像しているより日本は働く魅力がある国ではなくなっていること

2、日本の多くの方はアジアなどの国々に対して上から目線であること

3、将来的にはアジア人の会社で日本人が働くような状況が普通になること

は気づくべき点ではないかと感じます。日本人の多くは自分たちが門戸を開けば、いつでも海外の人が日本に働きに来てくれると思っていますが、選択権はあくまでも海外の人にあるからです。

 

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