まずはベトナムと日本の国土・人口・経済規模の比較。
ベトナム | 日本 | |
国土 | 33万Km2 | 38万Km2 |
人口 | 9147万人 | 1億2706万人 |
GNP | 1433億ドル | 6兆0581億ドル |
面積や人口は、日本が2割程度大きいだけだが、GNPはなんと43倍。さすが日本。
それでもベトナムも、2004年には455億ドルだった名目GDPが、2013年には1433億ドルで3倍。経済成長率は、最近鈍化しているといわれているが5.0%。2003年以降、5.0%から8.5%で推移している。まだまだ発展の可能性がありそう。ただ闇マーケットのお金が顕在化してきたという要素もあるそう。
また北部は政府主導の民間誘致が中心で、日本のトヨタやホンダもこちら。南部は民間による企業進出で、中小企業が進出するならこちらとのこと。また南北細長い上、道路整備が整っていないため、南北の経済が、それぞれ独立しているような状態。
インフラが整っていないのは、東南アジア共通の課題ですねー。
特に陸路での物流は、ASEAN地域では、国境で積み下ろしをさせられるなど、まだまだ未整備の部分もあるよう。それに対して、対中国南部へのルートは整備が進んでいるそうで、それが企業のベトナム進出につながっているらしい。つまりベトナムへの企業進出は、対中国の様相が強いのが現状。
あとホーチミンでは人材不足も相まって、賃金の上昇が起こっているそう。ベトナムの最低賃金は、2006年2月に月626000ドン(約3130円)だったが、2014年1月には2700000ドン(約13500円)に。そして国家賃金審議会という機関が、先月2015年の最低賃金15%アップを提案しているそうで、3100000ドンになる予定。
今回ベトナムを中心とした経済の数字を見ることで、フィリピン自体を見直すこともできたし、俯瞰できました。学ぶべきことは山積みですね。。。
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